本部春合宿

35代の伊藤です。

1週間前になりますが、現役部員が本部道場に春合宿に来ていたので木曜日と日曜日に久しぶりに本部へ行きました。

木曜日は内弟子さんの代稽古だったのですが、相手を何回か変えてやったので現役部員とも何人かとやることができました。永田君、上岡さん、佐々木さんだったと思います。3人とも結構と言っては失礼ですが上手かったですね。永田君なんかよく稽古してるのではないかと思わせました。(私の目が曇ってるといわれるかも知れませんが;-) )

日曜日は、道主の稽古の時間で主将の金子君に相手をしてもらいました。彼とやってたお陰で実に6年ぶりくらいに道主に投げられました。もちろん、金子君も実に稽古をやっているなぁと感じさせるものがありました。久しぶりに本部に来た先輩に気を使ったのか、若干緩くなるところもありましたが、稽古していて感じさせる学生らしさは清々しくて気持ちよかったです。

2年生は、残念ながらあまり見れなかったのですがあの様子ですと45周年も無事取り仕切ってくれるのではないかと思います。道主からも
「今年は演武会だな。来るよな?」
と言われたので、仙台に足を運ぼうと思っていますが楽しみです。

ところで、今の女子部員は1年目の春合宿から袴を履くみたいです。似非フェミニストの私としては、1年後期から付けさせても良いのではと思うのですが 🙂 。

第19回カンボジア通信

このテキストは、6代工藤先輩が「カンボジア通信」として、 月1回発刊しているものをいただいて許可を得て転載しております。 今回は2005年3月号の転載です。
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「カンボジア通信 March 1, 2005」

1. 合気道活動報告

セミナー & 新道場オープニングセレモニー

東芝合気道部の金子さん(当部OB)が2月10日~18日の間、カンボジア合気道クラブ稽古指導を目的にプノンペンを訪問されました。2月21日にオープンした「アーク トゥール クラサング合気道道場」に掲げる開祖、2代目道主、現道主の写真を携えての2度目の訪問でした。11日からレス ジャルデンス ドゥバサック道場での指導をお願いしましたが、2度目ということで生徒たちのなかに顔見知りも多く、スムーズに指導されておりました。

アーク トゥール クラサング道場では、ラブート氏ら多くの生徒がオープニングセレモニーに向けた準備に忙しく稽古は出来ませんでしたが、道場正面に掲げた開祖、2代目道主、現道主のお写真をお見せすることが出来ました。週末の休みもあり計5回の稽古でしたが、生徒たちもいつもと違う先生の指導を受けることでこれまでとは異なる新鮮さを感じてくれたようです。

また、今回は稽古のない週末を利用して一泊二日でシアヌークビルを案内しました。プノンペンからバスで片道4時間の旅ですが、バス代往復7ドル、ホテル1泊18ドルと信じられない位の安さです。ここのリアム国立公園で、JICAシニアボランティア前川宏氏(環境教育、神奈川県出身)がレンジャーとして自然環境保護の仕事をされていて、ボートで案内してもらいながら彼の仕事ぶりを見せてもらいました。
21,000 ヘクタールの広い公園を30名ほどのレンジャーで管理しているそうですが、手が回らないためにマングローブの木が不法に伐採されている所があちこちに見られます。ちなみに、マングローブの木はプノンペンでもよく使われている炭の原料で、需要が多いために伐採をすべて止めることはとても難しいようです。

ボートから陸地に上陸して、案内してくれたレンジャーたちに誘われ,村人の家で昼食をご馳走になりました。ジャックフルーツが家の周りに鈴なりに生っていて、金子さんには珍しかったようで一杯食べてました。果物を切る際に使用した包丁や葉っぱが食べた後で気になったようですが、お腹もこわさず幸いでした。前回の初訪問とはまた一味異なるお土産話しを持って帰国できた事と思います。生徒たちへのご指導有難うございました。

2月20日には、東南アジア巡回指導B班の皮切りとして金澤師範、小谷指導員がプノンペン入りされました。翌日21日午前中(9時~10時半)のセミナーは、学校、勤めの関係で生徒が参加できるかどうか心配でしたが、30名来てくれ両先生の指導を熱心に受けることが出来ました。特に、受けの構え、打ち込み方と受身を正確に行うことで、取り受け双方の練磨がより高められることを身体で示されました。生徒たちの受けの姿勢が良くなるよう今後更に注意しながら稽古していきたいと思います。

同日午後からは「アーク トゥール クラサング合気道道場」のオープニングセレモニーが、教育青年スポーツ省、カンダール州、ユニセフ及び日本大使館、J I C Aカンボジア事務所各代表の臨席を得て、開催されました。

カンボジア側からは、道場建設に対する感謝の言葉と今後への期待を込めた挨拶がありました。日本側の代表からは、この新しい合気道道場がカンボジアひいては世界の平和へ貢献できるような活動の場になるようにとの期待感が表明されました。この思いは、道場のドーネターであるアークの皆様の強い願いでもあり、道場を預かる者の一人として身が引き締まりました。

各代表によるテープカットの後、新道場での初めての合気道の演武を行いました。小谷指導員の座り技、投げ技の基本技から始まり、「カンボジア合気道クラブ」の各道場メンバーによる固め技、投げ技の演武が披露されました。プレックアンチャン道場の高校生たちは当初、選抜メンバーで演武する予定でしたが、午前中の金澤師範によるセミナーに参加した20名全員がやる気充分で道衣に着替えていましたので、急遽、普段の稽古のままをお見せすることにして、全員参加による演武となりました。この為、初心者の生徒は戸惑った動きをしていたようですが、今後も稽古を続けていく上で、良い経験になったことと思います。

最後の締めの演武を金澤師範にお願いしましたが、本部道場からお出でいただいたプロによる合気道の技を出席された皆様も充分に堪能されたようでした。オープニング セレモニーを盛り上げていただいた金澤、小谷両先生に改めて感謝申し上げます。メディアについてはテレビ局3社にだけ案内しておいたのですが、結局、5社が取材に見えた他、新聞社からの電話インタビューを受けました。

この式典の模様は同日夕方から翌日にかけてのスポーツニュースで、テレビ各局により一斉に全国放映されたことをご報告申し上げます。なお、新道場での稽古スケジュールを火曜日、水曜日、木曜日、金曜日の週4回に決め、3月1日より本格的に生徒募集を開始します。内、水曜日、金曜日の週2回を私が担当し、あとの2回は1級を持つアシスタント コーチ4名に指導を任せることにしました。10~16歳位の子供が中心となるようですので、こちらのメンバーと力を合せてあせらず、ゆっくりと育てていきたいと思います。

・アーク プレック アンチャン道場—不都合発生

突然、生徒数が増え、うれしい悲鳴をあげていたプレック アンチャン道場の床があちこち抜けてしまいました。一番上のカバーとその下のマットを剥がして床と床下の状況を確認したところ、床材はすべてどこからか持ってきた廃材を使用しており、ボロボロでした。コンクリートも通常の半分の薄さで砂が表面に浮き出ている箇所もありました。セメントでも大分、材料費を浮かしたものと思われます。アークからは充分すぎるほどの建設資金が仲介者の日本人の方に渡されており、かなり立派な道場ができて当然のはずでした。

しかし、建設工事中に工事内容を誰もチェックしなかった為に、建設業者は好きなように手抜き工事を行えたようです。生徒数も増え、そのままにも出来ないのでなんとか修理して再開できるよう準備に入りました。幸い、昨年私が一時帰国した際に合気道仲間の皆様からアークへ寄付いただいた分を、カンボジア合気道クラブの活動資金として使ってよいとの申し出がアークより寄せられ、有難くお受けしました。

この貴重な資金とJICAより提供されるシニアボランティアへの活動資金と合せて、なんとか修理できそうです。早く、修理工事を進め生徒たちが又、元気に稽古にはげめるように致します。皆様から寄せられたご支援に、改めて感謝申し上げます。
  

2.カンボジア・トピックス

・停電多発
東芝合気道部の金子さんが滞在中にも市内のレストランや私の自宅で停電が起こりました。恐らく、今の日本ではめったに経験出来ないと思いますが、こちらで生活していると良くあります。昭和20年代の日本と同じで、子供の頃にタイム スリップしたように感じます。私が住むレス ジャルデンス ドゥ バサックでは停電すると直ぐに自家発電へ切り替えますので、冷蔵庫の中のミルクや生ものが腐ることはありません。

一般の家庭では電気冷蔵庫はあまり普及しておらず、氷を入れたアイスボックスでミネラルウォターやジュースなどを冷やしています。クメールの方は停電に慣れているようで、稽古中でも慌てず静かに回復をまちます。但し、一度停電すると直ぐに回復することはありませんが。

増え続ける電力需要に供給が追いつかないことが最大の理由ですが、水力発電への依存度が高く、乾季で殆ど雨が降らないことも停電に拍車をかけているのでしょう。プノンペンでは、15万世帯が電力供給契約を電力会社と結んでいて、120メガワットの需要があります。この内、昨年だけで2万2千世帯が新規に契約していて、電力会社には110メガワットの供給能力しかありません。

従って、ある地域で2時間送電すると、他の地域で送電をストップすることでやりくりしているようです。民間の電力会社がディ-ゼル燃料を使った発電事業を3月15日から始める予定で、1日32メガワットの電力が供給されます。更に、雨季に入れば供給も改善され停電も少なくなることでしょう。

・メコン流域共通観光ビザの発行

観光省は、カンボジアと中国、ラオス、タイ、ベトナム、ビルマの6ヶ国が共通の観光ビザ発行を検討することに同意したと発表しました。これが実現すれば、EU圏における共通ビザと同じように「大メコン半地域」ビザをそれぞれの国で取得すれば、6ヶ国内を自由に旅行できるようになります。

2004年にカンボジアを訪れた旅行者の数は、100万人の大台に乗りました。タイの1,200万人に比べればわずかですが、このシングルビザが使えるようになり、更に、航空便の本数が増えれば、2010年までには600万人へ増えると期待しています。

2005年末までには、6ヶ国すべてがこのシングルビザ計画を承認する見通しで、より多くの観光客の訪問が、この国の経済発展と国民の生活向上につながるようであれば、何もいうことはありません。 
    
カンボジア合気道クラブ
工 藤  剛

第18回カンボジア通信

このテキストは、6代工藤先輩が「カンボジア通信」として、 月1回発刊しているものをいただいて許可を得て転載しております。 今回は2005年2月号の転載です。
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「カンボジア通信 February 1, 2005」

1.結婚式たけなわ

乾季に入るとカンボジアでは、雨が降ることもなく比較的過ごしやすい季節となり、各地で結婚式が盛んに行われるようになります。特に、12月から1月にかけて暑さが和らぐ頃になると、街のあちらこちらで結婚式用のテントを見かけることが多くなります。

ご多分にもれず私も1月8日と16日の2回、結婚式に呼ばれました。
最初は同僚のラブート氏の次女、二ミット嬢(23歳)の結婚式で、彼女は私の稽古にも最初から参加し、ハノイでの合気道演武大会にも連れていきましたので、心より祝福しての出席でした。胃が弱くて身体も細く、病院へ見舞ったこともありましたが、熱心に稽古に励み、良い伴侶にも恵まれ晴れの日を迎えることができました。

式場は花嫁の実家を使うケースも多いようで、我々が普段稽古をしているバクセイ・チャムクロン・クラブの自宅兼道場で披露宴が行われました。
我々、日本人は夕方から始まる披露宴に出席するのですが、家族付き合いのラブ-ト家のお祝いということで、朝に行われる行事にも参加してみました。披露宴で使われる果物、野菜、食べ物などを盛った器が500m位離れた場所に用意され、多くの人がそれぞれの器を捧げ行列して式場まで行進します。果物、野菜、食べ物と器の順番が決められていて、私の器は笹餅のような食べ物でしたので、後ろの方の列に連なり行進しました。

街で同じ行列を見かけることがありますが、日本人1人が列に加わりこの国のしきたりを初めて経験することができました。夕方六時半から始まった披露宴では、十人掛けのテーブルに全員が揃い次第、料理が出始め、一通りコースが終わると最初の客は退席します。すぐに、テーブルがセットし直され、次の新しい客を迎えます。入れかわり立ちかわり招待客が来ますので、その間、花婿、花嫁とそれぞれの両親は出入り口でお客様への挨拶のため、立ち続けます。
花婿、花嫁不在の中で、歌手によるクメール・ソングや掛け合い漫才のにぎやかな声が式場内に響き渡り、招待客はひたすら飲み食いと話しに精を出すといった状況です。

9時位になって、やっと新郎、新婦によるケーキカットが行われ、全員による祝福で盛り上がります。後は、クメールダンスの輪ができ、生徒に教わった独特の手と足の動きを真似て、私も踊りに加わりました。貴方のクメールダンスは良いと誉めてくれる人もいました。かくして、披露宴はいつ終わるともなく夜が更けていきます。多くの武道関係者と共に日本人、フランス人などの合気道稽古仲間も参加し、新郎、新婦を祝福しながら、楽しい一夜を過ごすことができました。
もう一つの結婚式は衝撃の招待状から始まりました。実は、40歳代の女性コック、ピエップさんをSV仲間の林 千秋氏(空手道コーチ、飯田市出身)とシェアーしているのですが、彼女から招待状が渡されました。妹が5人いますので、妹の結婚式かと尋ねると自分の結婚式との答えでした。彼女はもう大分前に医者をしていた最初の夫を亡くし、それ以来、日本人の家でコックなどをして一人で生きてきました。

この国の男性は初婚の場合でも30歳を超えた女性に声を掛けることは殆どなく、40歳以上の女性の結婚式にでる機会はまずないと言ってよいでしょう。連れ合いの男性も我々が住んでいるバサック・ホテル内のJICA関係者の運転手を勤める方のようで、同世代ということで知り合ったようです。

林さんとの車に同乗を頼まれたメイドさん二人を同行しましたが、彼女たちも妹の結婚式と信じていたようで、式場となったタケオ州のピエップさんの実家で、花嫁席に鎮座する本人を見てたまげていました。私は思わず笑ってしまいました。というのも、メイドの一人は34歳独身で、いつ結婚するのと尋ねると、30歳を過ぎた女性は一人では夫となる男性を見つけることはできないと嘆いていたからです。彼女にとって、40歳を過ぎたピエップさんの花嫁姿はかなり刺激的だったようです。
       

合気道活動報告—うれしい悲鳴

先月号で新道場「アーク・トゥール・クラサング道場」の立ち上げと生徒の人数にこだわらず内容の充実に努めると報告したばかりですが、1月に異変が起こりました。「アーク・プレック・アンチャン道場」は昨年秋頃、生徒数が激減したため、入口に案内用の看板を掲げ募集を促したところ、35名くらいに戻り安定していました。

ところが、1月中に中学生中心に50名ほどの新たな登録がありました。理由は良く分りませんが、最初から稽古してきた生徒たちの紹介や口コミで合気道場の存在がこの地域内に広まってきたためと思われます。他の2道場と新道場のスケジュールの関係で私の指導時間を増やすわけにもいかず、最初からのメンバー4~5名が初心者クラスの指導を行うことになりました。

急に生徒数が増加し、戸惑っているところですが、落ち着くまで少し様子を見ることにします。この煽りで、新道場の立ち上げも少なからず影響を受けており、稽古開始は2月初めからとなりそうです。同僚のラブ-ト氏によれば、30~40名位の生徒が参加するようです。

2月21日(月)に本部道場から金澤師範、小谷指導員をお迎えして開催するオープニング・セレモニーでは、新しい生徒たちの元気な姿をお見せできるかと思います。 楽しみにしております。
  

カンボジア・トピックス

*交通事情

通常、私が稽古指導に出かける時はラブ-ト氏とカー・レンタル契約を結んでおり、彼の車を利用しています。それ以外の時は主にオートバイ・タクシー(通称、モトドップ)とシクロ(人力車)を利用することもあります。モトドップ、シクロは一回2,000~3,000リエル位で、日本人にはかなり格安な乗り物です。タクシーは空港やホテルで呼ぶことができますが、市内を流すタクシーは稀で、殆ど利用することはありません。

近年、急速に自動車の数が増え、朝夕の通勤時間帯にはかなり交通渋滞するようになりました。路上は、オートバイ、シクロ、自転車、自動車に行商の手押し車などが雑然と行き交い、かなりの混雑です。特に、バイクは免許制度がないため、誰でも簡単に利用しており、交通規則やマナーは無きに等しく、衝突事故を起こしたり、転倒したりは日常茶飯事です。市内では混雑の中でスピードが出せないためか死亡事故は少ないようですが、アーク・プレック・アンチャン道場に通う国道6号線では、バイクの死亡事故を一度だけですが目撃したことがあります。

このような状況もあり、JICA事務所では職員、専門家をはじめ我々ボランティアにも自分で車を運転しないよう勧めております。安全面からの理由と交通事故時に我々外国人が交渉に参加すると、こちらの車に責任が一切ない場合でも、もつれることが多いからと聞いています。

経済財務省によると8万台を超える車輌所有者の内、2004年に自動車保有税を支払った人はわずか3,000名に過ぎないそうです。自発的に税金を支払えば追徴を課すことはしないと税務当局は徴税促進に努めていますが、より効果を上げるためには反則者の取り締まりを強化せざるを得ないとしています。

ところが、政府の高官などが軍や警察が使用するプレートナンバーを悪用して税金逃れをしていると野党議員は非難しており、税務面での中立公正さがここでも強く求められております。  
    
カンボジア合気道クラブ
工 藤  剛

43代追い出しコンパ終了

1月29日土曜日に43代の追い出し稽古、コンパが終了しました。
午後には菅原先生によるご指導と、43代菊本先輩の二段昇段審査があり気合がかなり伝わってきました。
コンパでは久々にすべての先生がたが参加されました。ありがとうございました。
二年の延沢があいさつのとき泣きながら感謝の言葉を話すときには思わずほろりと涙が流れた人も多かったと思います。感動をありがとう!!
これで43代の先輩はOBとなりましたが、これからも稽古に参加して下さることを待っています。
お疲れ様でした。

1月17日朝稽古(寒稽古)の中止

降雪による道路状態の悪化から、1月17日の朝稽古(寒稽古)は危険であると判断したため、安全面を考慮し、その中止を決定しました。                                                                                    第四十四代幹部一同

合気道部16年度会計報告

平成16年1月1日から平成16年12月31日までの決算をご報告致します。

16年度も昨年度と同様に、黒字決算で終えることができました。先輩方からのご援助や部員の協力があってこそ、無事に終えることができたのだと思っております。この場を借りて御礼申し上げます。

諸先輩方には、今後ともご理解、ご協力の程、どうぞよろしくお願い致します。

                         第四十四代会計 中嶋冬美

※ 付記:ニュースに投稿されてたものを、OB/現役のみ閲覧できるようにフォーラムに移動させました。(webmaster)

<収入>

○学友会からの配布金       306,000円

○部費(合宿費の残金含む)    773,127円   →年10,000円、入部金1,000円。

○先輩からのご援助        20,000円

○前年度繰越金          486,581円

○40周年記念演舞大会積立残金   100,000円 

○川北部会             22,000円

○スポーツ保険加入の為の掛金    84,000円  →ひとり1,500円。現役部員は全員加入。

                             部費とは別に集金しました。
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収入合計      1,791,708円

<支出>

○遠征費             659,009円  

○大会参加費           221,100円  

○通信費             110,573円

○渉外関係費           117,936円

○登録費              15,060円

○施設関係費            11,958円

○練習用具費            27,750円

○物品費              33,808円

○スポーツ保険           85,710円

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       支出合計      1,282,904円

<収支>

    (収入)-(支出)= 508,804円   

第17回カンボジア通信

このテキストは、6代工藤先輩が「カンボジア通信」として、 月1回発刊しているものをいただいて許可を得て転載しております。 今回は2005年1月号の転載です。
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「カンボジア通信 January 1, 2005」

1.植芝吉祥丸二代合気道道主7回忌に寄せて

新年の1月4日は、二代道主の7回忌とうかがい時の流れの早さをしみじみと感じます。
平成10年の終わりと平成11年の新年を迎える恒例の越年稽古は、いつも通りに実施されるかどうか気をもみながら自宅で新年を迎える準備をしていたことを思い出します。
結局、越年稽古はいつも通り無事行われましたが、稽古終了後の直会は二代道主の病状を気遣いながら静かに早く終了したように記憶しております。  

現道主のお別れの言葉にもありましたが、二代道主は越年稽古と正月三ヶ日を強靭な意志で乗り切られ、4日に逝去されました。
我々が越年稽古を済ませ、新年を何ごともなく平穏に迎えることができるようにとの二代道主のご配慮をあらためて知り、胸が一杯になりました。

私はこの時の新年の鏡開きで6段位への昇段推薦を受けることになっておりましたが、鏡開きは急遽取りやめとなりました。我々に与えられる昇段免状も新道主のお名前によるものが新たに用意され、日を改めて平成11年1月20日付けの免状が本部道場にて授与されました。現道主による初めての昇段免状授与式となり、学生時代に開祖より初段に列せられて以来、二代道主、現道主と3代にわたって合気道との縁をつなぐことができ、この面からも思い出に残る新年となりました。

昨年、「秋の園遊会」へ道主ご夫妻がお揃いで招待され、またそれが合気道の民間外交への貢献が認められての招待とのことで、JICAを通じて海外で活動する我々にとっても嬉しい限りです。

海外普及に先鞭をつけられた二代道主の思いにいささかでも沿えるよう今後とも活動を続けていくことで悔いのない生き方ができれば、これに勝る喜びはないとの思いを二代道主を偲びつつ強めております。

    
2.国際松涛館空手道連盟 金澤弘和館長来カ

このほど、国際松涛館空手道連盟(SKIF)の金澤弘和館長と村上6段が初めてカンボジアを訪問され、第一回国際松涛館空手道協議会が開催されました。
12月8日?9日の2日間、パナサストラ大学を会場にパナサストラ大学スポーツアソシェーションの生徒による松涛館空手型の演武と金澤館長によるセミナーが行われました。

この際、「カンボジア合気道クラブ」もカンボジアの古武道と共に演武を披露するよう招請され、参加しました。平日の午前中の為、3道場よりメンバーを選抜し以下の内容で演武を行いました。

・.レス・ジャルディンス・ドゥ・バサック道場及びアーク・プレック・アンチャン道場メンバーによる固め技の演武
・.バクセイ・チャムクロング・クラブ道場メンバーによる投げ技の演武

最後は私の自由技演武で締めました。与えられた時間は15分でしたが、テレビ各局による全国放映もあって合気道にとっても良い宣伝になったと思います。

金澤館長は1931年生れで73歳になられたそうですが、1957年、1958年連続で日本空手協会(JKA)の全日本選手権組み手チャンピオンとなられた後、1977年に現在の「国際松涛館空手道連盟」を設立されました。その後も、SKIFの世界大会を世界各国で主催するなど活躍されております。

寒い日本から27度?28度と日本でいえば真夏日のプノンペンにこられ、お疲れのようでしたが、我々が稽古しているバクセイ・チャムクロング・クラブ道場にも来られて、空手メンバーを指導するなどのスケジュールをこなされて、無事日本へ帰国されました。

3.合気道活動報告

私がカンボジアに赴任して以来、私から初めて昇級免状を受けた生徒の数が12月に丁度100名となりました。すでに5級、4級を取得していたフランス人、トルコ人の3名以外はすべて初めて5級を取得した者の数です。

5級取得後に途中で来れなくなった生徒も数多くいますが、特に、女子生徒の場合、自分では続けたい気持ちが強いのに、親から仕事の手伝いを求められて止めざるを得ない生徒も多く、すべて家中心で日本の生徒のように自分の好きなことを好きなように出来る状況にはないようです。

平成14年11月の稽古開始以来、2年1ヶ月が経過しましたが、平成16年12月末現在の生徒たちの昇級状況は以下の通りです。この内、7名は週4?5回の稽古を続けております。

      1級   12名(内、クメール人 9名、フランス人 1名、トルコ人 2名)
      2級   15名
      3級   12名
      4級   26名
      5級   35名
      合計  100名

来年1月からは「アーク・トゥール・クラサング道場」も加わって道場も四つとなり、新しい生徒も増えて忙しくなりそうです。

これまでの2年間は徒に生徒の数を増やすことよりもクメール人のしっかりとした指導者を養成することに主眼を置いてきました。新しい道場のスタートに合わせて初心者指導を彼らに担当させ、更に指導者に相応しい技と資質を高めるようにしていきたいと思います。

年末年始はバンコクに滞在し、深草先生の練武館道場での越年稽古に参加しました。Mr.Freddy 率いるシンガポール合気道協会のメンバー12名他ラオスの松長さん、ハノイのVJCC SHUDOKAN 要田さんなども参集し、本部道場と2時間遅れの越年稽古で昨年同様に心地よい汗を流すことができました。

横須賀の合気会支部道場春陽会の服部夫妻も参加され、服部さん、工藤がそれぞれ20分指導し、最後を深草先生が締められて新年を無事迎えることができました。

稽古後の新年を迎えての直会もタイ人、シンガポール人、日本人に西欧人といつも通りに国際色豊かです。国籍、人種、性別などすべての垣根がどこかに飛んでいってしまい、まさに合気道ファミリーが形成されます。これこそが練武館道場での越年稽古の醍醐味なのでしょう。道友の皆様もチェンマイ観光を兼ねて、一度参加されることをおすすめします。

おりしも、プーケット、ピピ島、クラビなどタイの海岸リゾート地の災害状況をタイのテレビニュースで見ましたが、泥まみれの数知れない遺体やすっかり姿を変えてしまった海岸線などすべて想像を絶する惨状に息を呑まざるをえません。

日本人観光客も日本の新聞で報道されている以上の方々が災害に巻き込まれているようで、最終的に何人が犠牲となっているのかはっきりしておりません。新年を目の前に亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

4.カンボジア・トピックス

・ 幼児死亡率に改善みられず

国連子供基金の「世界の子供たちの健康調査」によると、カンボジアにおける5歳以下の幼児死亡率が1990年の1,000名当り115名から2003年には 1,000名当り140名へ悪化したと報告されています。

この数字は正確さに欠けるとユニセフのカンボジア代表は指摘していますが、隣国ベトナムの1,000名当り23名と比べても、カンボジアが東アジアのなかでは最悪の状況にあることは間違いないようです。

多くのアジアの国では生活レベルの改善、情報通信の発達、病気治療方法の進歩、予防注射の普及などにより幼児死亡率は急速に減少してきました。 

ところが、この国では依然として予算不足のために医療サービスのあらゆる面で遅れがみられ問題となっております。特に、緊急の課題となっているのが安全な水、学校、予防注射の利用が子供たちにとって充分でないことです。

合気道仲間で水資源・気象省でアドバイザーをしているJICA専門家の小林さんによると、プノンペン市内の水道の水は飲めるそうです(まだ私は試したことはありませんが、屋台のバケツの水で洗ったグラスで氷入りサトウキビジュースをおいしいと飲み干し、翌日なんともなかった花本嬢ならオット パンニャハ テー!!! 多分、水道の水で洗った果物でお腹をこわした照井さんにはとてもお勧めできません)。

但し、安全な飲み水を利用できるのは国民全体の34%、上下水道にいたっては16%にすぎません。ちょっと郊外に出ただけで、雨水を貯めておくための大きな水がめをすべての家々で目にしますので、池の水なども利用する地方での生活ぶりが想像できるかと思います。

予防注射のお陰で、はしかで死亡する子供の数は減りつつあるようですが、この国の子供の45%は栄養失調にあり、まだまだかなりの子供たちが貧困のなかで生活していることが分ります。また、小学校に入学した子供のうち6年生を終えることの出きる子供が、特に女子の場合は半分以下ということも、このような状況を反映していると思います。

World Vision, USAID など多くのNGOが保健省と共に活動を続けていますが、HIV/AIDS対策への予算と比べると、「子供救済計画」へ提供される資金はかなり少なめです。

資金の提供に加えて、保健省とNGOの連携を更に強めていくための戦略を明確にすべきとの保健省国立子供健康センター医者の指摘も今後の進展には欠かせないものです。

            カンボジア合気道クラブ    工 藤  剛

冬合宿終了

12月18日、冬合宿が終了しました。今回、初めて合宿の企画、運営を行った2年生にとっては得るものが多かったと思います。
また、46代の幹部指名式も行われました。1年生はその結果をそれぞれしっかりと受け止めていたように思います(特に打ち上げの席では)。

特に大きな怪我もなく合宿を終わることができ、ほっとしています。みなさん、お疲れさまでした。:-)

2005年新年会について

東北大学合気道部OB・OGの皆様
From : 菅原(28代OB)

2004年もあと残りわずかとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、毎年恒例となっております、東北大学合気道部 東京OB会新年会を、下記日程で行います。皆様お誘いあわせの上、ご出席下さい。

1.日時: 平成17年1月12日(水) 19:00-21:00
2.場所: 嵯峨野(西新宿1‐3‐1 サンフラワービル8F)
  JR新宿駅 西口から 徒歩2分程度です。
  例年 使用しているところと一緒です。
  電話(03‐3348‐3566)
3.会費: 男性 7千円、 女性 5千円

同期の方、もしくは近くの代の方へも、ご連絡をお願いします。

*出欠確認の連絡を1月7日(金)までに、幹事あてにお願いします。
            幹事 : 菅原 喜和(28代)

(※webmaster@tohokuaiki.jpに連絡いただければ、菅原先輩に転送いたします。)